ライダイハンに正義を、英国議会イベントのキャンペーン動画を発信

動画によるインタビューは以下の人物を含む。JLDHの国際大使であるジャック・ストロー、ウェイン・デイビット下院議員、2018年にノーベル平和賞を受賞したナーディーヤ・ムラード-

2019212日、イギリス、ロンドンライダイハンに正義を(JLDH)が、紛争下の性的暴行に終止符を打つためのイベントを英国国会議事堂で主催した。先月開催された同イベントでは、英国政府や世界中から集まった高名な講演者が、ベトナムを含む性的暴行の被害者を認識する必要性や、紛争下の性的暴行を終結させるために必要なことについて話した。

JLDHは、講演者やゲストへのインタビューをいくつか収録したキャンペーン動画を公開した。講演者やゲストには、ライダイハンに正義を(JLDH)の国際大使であるジャック・ストロー、前英国外務大臣および性的暴行防止イニシアチブ共同創始者のウィリアム・ヘイグ卿、2018年にノーベル平和賞を受賞したナーディーヤ・ムラード、ベトナムのための英国議員連盟(APPG)の議長を務めるウェイン・デイビット下院議員が含まれる。

また同イベントでは、英国ベトナム協会(VAUK)幹事であるNgoc Thuy BuiがJLDHのアドバイザリー・ボードに加入することが決定した。

ジャック・ストローは次のように話す。

大韓民国のみなさんがライダイハンの証言を認め、事実を調査することを強く望みます。性的暴行の被害者やライダイハンには、自身の存在が認識され、その傷を癒す機会を得る権利があります。私たちは、紛争下の性的暴行に終止符を打つために最後まで努力することの重要性を世界に示さなければならない」

ウェイン・デイビット下院議員は以下のように話す。

「望まれるのは、韓国政府が公式に謝罪を表明することです。これはイギリスだけの問題ではなく、国際的な問題であり、韓国がこの事実を認めるよう働きかけていくことを我々は決意しています。」

2018年にノーベル平和賞を受賞したナーディーヤ・ムラードは以下のように話す。

「人権を推進し、守っていくことの重要性に気付いた者として、紛争下の性的暴行の全ての被害者のために、自信をもって声を上げたいと思います。」ライダイハンは、あまりにも長い間ベトナム社会のなかで息を潜めるように生活してきました。私たちが共に正義を達成する過程で、被害者やその家族には認知される権利があります

「ライダイハン」は、ベトナム戦争中に韓国人とベトナム人の間に生まれた数千人の子どもを指す。JLDHは、ベトナム戦争中に米国軍に従軍していた韓国兵士による性的暴行を受けた、または強姦されたと主張する母親とその子どもたち(800人が現在も生存している)を代表する。

1964年から1973年にかけて、320,000人の韓国兵士がベトナムに派兵され、米国軍と共に戦った。韓国はこれまで、自国の軍隊に対する主張を認めたことはなく、調査も実施していない。自身が強姦を受けたと主張する女性の中には、当時12から13歳だった女性も存在する。

動画を視聴するには以下のURLにアクセスしてください。 https://www.youtube.com/watch?v=FPD19ja0liQ